歯石の正体とそのリスク⚠️
- 2025年11月1日
- 歯周病
歯石とは、歯の表面に付着した歯垢(プラーク)が、唾液中のミネラル成分によって石のように硬く石灰化したものです。表面が粗造でザラついているため、細菌(歯周病菌)の温床になります。
●歯石は歯垢(プラーク)から数日~2週間程度で形成される。
●一度ついた歯石は、硬いので歯ブラシでは落とせない。
●歯石の中に大量の細菌が潜んでおり、歯周病(歯肉炎・歯周炎)の原因になる。

【歯石がつきやすい場所】:唾液腺の開口部付近
★下の前歯の裏側(舌下腺の開口部付近)
★上の奥歯の頬側(耳下腺の開口部付近)
歯石を予防するためには、丁寧なブラッシングを心がけ、歯と歯の間もフロスや歯間ブラシなどを使用し、歯垢(プラーク)をしっかり除去しましょう。
また、定期的に歯科医院でのメンテナンスを受けることも重要です。
①歯ぐきと歯周ポケットの検査:歯肉の出血や腫れ、歯石のつき具合をチェック
②スケーリング(歯石除去):専用の器具で、歯の表面や歯と歯ぐきの間の歯石を丁寧に除去
③PMTC(プロによるクリーニング):汚れや着色を除去し、ツルツルの表面に仕上げ
歯石のつきやすさには個人差がありますが、一般的には「3ヶ月に1回」を目安に歯科医院でのクリーニングをお勧めしています。(歯周病のリスクが高い方はもっと短いサイクルでの通院が必要となります)
適切なホームケアと定期的な歯科受診で、歯周病を予防し健康な歯ぐきを長く維持しましょう。
